FEATUREおすすめポイント
あらゆる生活シーンに役立つ、
民藝のような趣きのダイニングスツール「folk」
あらゆる生活シーンにおいて、何かと活躍するスツール。
座るのはもちろん、サイドテーブルや、物を取るときの台としてなど、お家の中に取り入れれば、きっと暮らしを豊かにしてくれるアイテムです。
今回紹介する「ダイニングスツール folk(フォーク)」は、生活シーンを快適にする「使い心地」に加えて、まるで民藝のような、古き良き味わいを感じる「見心地」を兼ね備えたものに仕上げています。
使うほどに味わいが深まる「オーク材」。
強度もあり、長くご愛用いただけます。
このスツールの美しさのポイントのひとつは、「オーク無垢材」によるもの。
オーク材は、木目が緻密で美しく、そのしっとりとした手触りは、長く使っていくほどに、深く深く、味わいを増していきます。
スツールは10年、20年と長く使っていくものですから、使うほどに味わいを増し、その中で愛着が増すことはとても大事な要素です。
また、シリーズの「伸長式ダイニングテーブル folk」も同じオーク材ですから、デザイン的な統一感を感じることができます。
オーク材のスツールは丈夫で壊れにくく、長く使えますので、ぜひお子様、また孫へと、北欧文化の様に、長く引き継ぎながら、お使いいただければと思います。
また、樹種だけではなく、意匠設計にも工夫をしています。
脚部の形状には、北欧チェアなどに用いられることのある「エンタシス」という意匠を、採用しています。
「エンタシス」とは、一本の木を削りだす際に、両端は細く仕上げ、中央に向けて丸みを帯びる形状のことです。
この形状により、全体は細く見せながらも、しなやかな強度を得ることができ、同時に可愛らしい印象も与えてくれます。
シンプルながらも、細かなディテールにこだわった一脚なのです。
絶妙な柔らかさと、フィット感を。
「ペーパーコード」について
みなさんは「ペーパーコード」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
椅子の座面に張られているのが「ペーパーコード」で、簡単に言うと「樹脂を含ませて撚った紙ひも」のことです。
ペーパーコードは、第一次世界大戦中に生産される様になり、当初は、麦などを束ねる紐として利用されていました。
椅子の座面に使われはじめたのは、1940年代頃からだそうで、従来の植物の茎や、葉を原料として作られたものよりも品質が均一なことから、椅子にも用いられる様になったそうです。
それから、約80年。今日に至るまでペーパーコードを使ったチェアは生産され続け、また、とても人気のある椅子として、長く愛され続けています。
このスツールにも採用しているペーパーコードの特徴は、座った時の独特のフィット感と、耐久性にあります。
お尻当たりが柔らかなものとしては、例えば座面にウレタンを仕込んだ「布製チェア」などがあります。
板座の上にウレタンを入れていることにより、柔らかな感触を得られます。
ただ、弱点としては、どうしても時間の経過とともにウレタンがへたり、底付き感が出やすいのが難点です。
最初のうちは格別に柔らかで良いのですが、使っていく中でウレタンがへたることで、柔らかさが無くなり、「落とし穴」の様に凹んでしまっているチェアをよく見かけます。
これでは、せっかく柔らかなチェアを買っても、長くは愛用できません。
安価な布製チェアを買わない様に、注意が必要です。
また「板座面」のチェアもあります。
こちらはウレタンがへたるような心配はありませんが、お尻が直接木に触れるので、座り心地は硬めです。
特に長い時間座るようなライフスタイルの場合には、疲れやすいこともあるので、どのくらいの時間を座るのかを考慮した方が良いでしょう。
そして、ペーパーコードです。
ペーパーコードはへたりがほぼ無く、絶妙にしなやかな座り心地を、長く味わえます。
北欧チェアに多く使われているため、見た目の素晴らしさに話を取られがちですが、実は、座り心地に置いても、独特な良さがあるのです。
使うほどのお尻の形状にフィットしていきますので、どんどん快適さを感じることができるでしょう。
意外と強くて、安心です。
ペーパーコードの「お手入れと張り替え」について
また、ペーパーコードの耐久性についてもお話しておきましょう。
ペーパーコードは、つまりは「紙」ではありますが、一般的にイメージするような「紙」ではありません。
「防水・防汚加工」を施してあり、またしっかりと撚り合わせてあるので、10年以上も平気で持ちます。
よりきれいに長くご愛用いただく為のお手入れとしては、完全に水をはじく仕様ではないため、コーヒーやお醤油などの液体をこぼした時は、染み込んでしまう前に、軽く濡らした布で叩くようにして、吸い込ませて汚れを取り除きましょう。
強く擦ってしまうと染み込みの原因となるので、しない様にしてください。
また、一番のおすすめは、買った直後のひと手間。「ユニタス テキスタイルプロテクター」を振りかけていただければ、さらに汚れが落ちやすくなり、万が一に飲み物などをこぼしてしまった場合にも安心です。
1本あれば、4脚を1年以上保護できますので、ぜひご一緒にお買い求めいただくことをおすすめします。
また、ペーパーコードは強い素材ですが、傷みが出てきた場合は、張り替えが可能です。
張り替えの際は、ご相談いただければ、有料にはなりますが、専門業者と連携し、新しいペーパーコードに張り替えをいたします。
「使い心地」と「見心地」の両立。
封筒編みを施しました。
座り心地をさらに向上させる為に座面に「封筒張り」を採用しました。
「封筒張り」とは、座面の中央に向けて、封筒の閉じ部分のようにペーパーコードを張る仕様のことです。
中央に向けて角度が付いていきますので、より絶妙な柔らかさで、お尻にフィットしてくれます。
ただ、スツールにおいて「封筒編み」を採用しているものは、世の中に多くありません。
このスツールには、長く愛せる工夫をたくさん入れていますが、その中でも、最も特徴的なのは「封筒編み」でしょう。
スツールに「封筒編み」を施す事で、まるで「民藝」のような、古き良き味わいのようなものを加えています。
また、見た目的にも、鹿の子編みよりも風合いがあり、美しいのも特徴です。
これにより、より民藝のようなヴィンテージ感を感じさせる意匠に仕上がっています。
届いたその日から、ペーパーコードの「こなれ感」をより強くダイニングシーンを楽しむ事ができます。
ゆとりのある横幅40cmサイズと、
体にフィットする座り心地
使い心地としてこだわった点として、座面幅をゆとりのある「40cm」に設計し、体の大きな男性でもゆったりと座っていただける様に配慮しました。
また、奥行きもしっかりとあるため、体の大きい男性などでも、さらにゆったりと座ることができます。
この「ゆとり」のある設計が、実は、意外と大きな座りやすさのポイントになっています。
ゆとりのある座面幅と奥行きを設計することにより、より楽な姿勢を自然と作れるようになり、しっかりとした座感でいながらも、体に負担の少ない座り心地を実現しています。
シンプルな意匠ながらも、細部まで調整することで、座り心地の良いベンチに設計しました。
ゆったりとした座面で、しなやかなペーパーコードと、至れり尽くせりの座り心地です。
ダイニングで過ごす時間が、これまでよりも、きっと長くなることでしょう。
長く、大切にご愛用いただくために。
品質検査もしっかりと行っています。
ペーパーコードのスツールは、もしかすると、壊れやすいような印象をもたれる方も、いらっしゃるかもしれません。
そのような心配も予想されましたので、専門機関での強度試験も実施いたしました。
この試験は「体重95kgの人が5万回座る」ことを想定したもので、ご家庭での平均1日20回座ると想定して7年間の使用の後に、どの程度の問題が発生するかの試験です。
試験の結果、異常は発生せず、7年使った後にも問題が発生しないことが実証されました。
テストは一般的に行われる7年想定のものを行いましたが、さらに長く使用しても問題ないと考えています。
小さなダイニングも広く使える
「スツールスタイリング」
ここからは、スツールをインテリアに採用するメリットを紐解いていきます。
ダイニングには、4つのチェアを揃える方が多いと思いますが、今回新たなシーンとして提案したいのは「チェア2脚とスツール2脚」を合わせるスタイリングです。
スツールは背もたれがないため、長くリラックスするのにはあまり向きませんが、その反面、背もたれがない分、空間に「抜け感」を感じさせてくれます。
使用時以外には、テーブルの下にまるまる入り、通路を確保できますので、小さなダイニングを物理的にも広く使うことができます。
1脚あれば、様々な生活シーンに使える。
あると便利な「スツール」
スツールは、1脚あれば、様々な用途に活用できます。
例えば、玄関脇において置くことで、使わない時には風景として美しく、出かける際には、身支度の際に役立ちます。
座る用途以外に、ソファー横に置いてサイドテーブル代わりとして。
キッチンの近くなどに置いておけば、高い所のものを取るのに、脚立の役割も果たしてくれますし、
煮物の番をしながら、タブレットを見たりする時には腰掛けとしても、とても便利です。
また、ダイニング近くに1脚あれば、来客用などとしても、意外と重宝します。
チェアに座って脚をスツールに置くことで、ダイニングで晩酌の際などには、とてもリラックスできるので、こちらの使い方もおすすめ。
この様に、背もたれのない「スツール」は、1脚あれば様々なシーンで活躍します。
普段の生活の邪魔にならないので、特に目的を決めすぎずに、1脚を持っておくのがおすすめです。
カラーは、テーブルに合わせた3色と、
差し色の「ブラック」を作りました。
カラーは、ダイニングテーブルに合わせた3色と、新たに「ブラック」を作りました。
こちらは、北欧スタイリングに最適な「ナチュラルカラー」。
ホワイトオークの美しい樹色を感じることができ、ペーパーコードのスツールとして、最もベーシックなカラーです。
ヴィンテージスタイリングに最適な「ブラウンカラー」。
専用のブラウンカラーに染めたオーク材は、長年使いこんだような味わいで、深みのあるインテリアとしてお楽しみいただけます。
北欧ヴィンテージ家具と相性の良い「ヴィンテージレッドカラー」。
北欧ヴィンテージ家具に多い「赤みのあるブラウン」を表現したカラーで、落ち着きのある北欧家具のスタイリングがお好きな方には、ぴったりのカラーです。
そして、最後に新色の「ブラックカラー」です。ブラックカラーは、差し色としてダイニングに加えてもらうことで、全体を引き締める効果があります。
同じデザインの「チェア」と「ベンチ」も作りました。
同じ意匠にて、チェアとベンチも作りました。
シンプルでオーソドックスなチェアは、「使い心地」はもちろんのこと、ずっと眺めていたくなるような「見心地」も考え、開発しました。
インテリアの主役として取り入れていただきたい、素敵な仕上がりになっています。
ベンチにしては珍しく、こちらも同じく封筒編みを採用して、民藝のような味わいに。
背もたれがない分、ダイニングに「抜け感」をもたらしてくれると同時に、フレキシブルに出入りができるというのも魅力のひとつです。
また、使わないときはテーブルの下に収めることで通路を広く確保できるので、コンパクトなダイニングでも広く使うことができます。
「心地」を備えた、
Re:CENOの暮らしに寄り添う家具づくり
「Good feeling design(心地のいいデザイン)」「Long life devise(長く使える工夫)」は、Re:CENO productが掲げるコンセプト。
Re:CENOの人気シリーズとなっている「NOANA」「WIRY」「R.U.S」「FAM」「AGRA」「culum」はもちろん、「folk」もこのコンセプトのもと開発されました。材質や色、生地など、細部にまで想いを込めたこれらのアイテムは、形こそ違えど常にリンクし合っています。
一つの空間にコーディネートされた時、見た目のかっこよさや統一感だけでなく、「心地」を備えたディテールや機能性をきっと感じていただけるはずです。